建築家と家を建てる‐資金準備

通常は現金で全て賄える財力はないので、融資を受けます。

本格的に土地取得に動き出す前に、メガバンクなどで借入返済シミュレーションしてもらうといいでしょう。

ここで注意したいのが、建築家と建てる場合、土地に合った設計を行うので、土地購入後半年近くは建築開始しないということ。

いわゆる「土地先行取得」になるということ。

何が注意かというと、この場合、融資が非常に降りづらくなります。
銀行によっては門前払いに近い対応となります。
理由は色々ありますが長くなるので端的に言うと、「貸し手にリスクが高く、イレギュラーで面倒」なので貸し渋る。

★対応策
1シミュレーションの時には土地先行取得の話はしない。

2個人で金融機関を周って具体的な融資の話をしたりせず、土地購入時の仲介業者がメインで使用している銀行で融資を実行する。
個人ではNGでも、日頃から付き合いのある業者なら話が通る可能性が高くなります。
→個人で金融機関に相談して一回NGとなると、仲介業者を通しても通らなくなる可能性があります。

3建築家と家を建てるスケジュール・行程を理解し、しっかり土地の仲介業者に伝えること。
→ここ非常に大事です。
仲介業者にちゃんと理解してもらい、頑張って融資の段取りをしてもらうのです。
そのためには、自分でもしっかりスケジュールを知っておく必要があります。

★ちなみに
土地をローンなしで買えるなら上述のような苦労はありません。
土地購入後に金融機関でローンシミュレーションをし、ゆっくり設計して、工務店と契約、融資審査、でOKでしょう。
残念ながら土地も現金で買えない私のような貧乏人には、土地と家屋2つの融資という高いハードルを越えなければならないのでした。
土地先行取得、恐るべし。

★蛇足
設計してから土地建物一括融資なら、ハードル低くなる？
→普通は設計中にその土地は売れてしまいます。
土地は生物です。気を付けましょう。