土地先行取得と住宅ローン減税
こんなケース、注文住宅にはよくある話なので注意が必要です。
例えば、土地を先にローンを組んで買って、その年内に住宅が完成(登記、建物に土地の抵当権設定?)しなかったときは、その年分の住宅ローン減税は受けられません。
住宅が完成しなければ、ローンの返済と現在の住まいの維持費という出費が両方発生する上、住宅ローン減税も受けられないという、注文住宅のデメリット要素がここに表れています。
このあたりは一般的に購入時には住宅が完成している建売住宅が、簡潔で負担なく購入できるという点では圧倒的な優位性を持ちます。
住宅ローン減税は、住宅が建って初めて適用できるもの。
その年の年末ローン残高に応じて住宅ローン減税が適用できる関係上、適用できなかった始めの年分の返済額分は、翌年以降の同控除には全く影響を及ぼさないという、残念なかたちです。
予算組みは、住宅の完成時期も考慮しながら余裕をもって行うと良いでしょう。