屋根の軒出
以前は陸屋根が一番好きでした。
RC建築が好きなこともありますが、そのモダンですっきりとした佇まいが魅力的です。
結局予算的にRCは叶いませんでしたが、木造でも陸屋根(または緩い片流れ)が良いと思っていました。
しかし建物を沢山見ていくうちに、段々と好みに変化が生じできました。
『軒の深い屋根』
昔の家ほど、軒が深いことが多いと思いますが、私はそこに『風格』のようなものを感じました。
軒が深い屋根は、そもそも軒下に縁側設けられたり、外壁を日射や雨雪から防ぐといった役割があります。(その分屋根にダメージ…)
また、軒が深い家は土地に余裕があることが多いです。
逆に建蔽率一杯でたてる場合などは、軒出がほぼないことが多いです。
つまり軒が深い→『ゆとり』『余裕』がある→風格を感じる、というような思考回路です(?)
すっきり見せる陸屋根、余裕を感じさせる軒深の屋根、両極端に思えますがどちらも好きな屋根です。
一般的な軒出が30~45センチとして、60センチを超えてくるとかなり軒深と言えると思います。