家の間取りについて(動線と余白)
キーワードは『動線』と『余白』
動線
→特定の行為を行うにあたり、人の動きを線で表したもの。
★ex.洗濯の動線
洗濯物が入った洗濯籠を取りにいく
→洗濯機に洗濯物を入れ、洗濯機を起動する(乾燥も同時に行う。行わない場合は洗濯物干しの工程が加わる。)
→洗濯物を取り出す
→洗濯物をたたむ場所に移動し、たたむ
→アイロンをかける場所に移動し、アイロンをかける
→洗濯物を収納場所にしまいにいく
動線は短いほど効率的であると言えます。
いろんな動線があり、それらを行う頻度の高いものから優先して採用していくと、自分にとって快適な間取りになるのではないでしょうか。
しかしながら、効率的な間取りのみで構成されたものが最良な空間である、とは言いきれないところが建築の奥が深いところです。
そこで重要になってくるのが『余白』の存在。
個人的に、程よい『余白』は、ゆとりを感じさせてくれるので好きです。
ex.リビングの余白、玄関の余白、踊場の余白、ホールの余白…
余白を生み出すためには、設計もさることながら、物を溢れさせないことが重要になってきます。
『少ないほど豊か』とは著名な建築家のお言葉ですが、私にとって大いに共感する言葉です。
物が溢れる現代において、また、ずぼらで物を貯めこんでしまうことのある私にとっては忘れてはならない言葉です。